アルトワークスHB21S改 アイドリング高い症状の意外な原因
以前から気になっていた通勤快速号のアイドリングが200rpm位高い症状。
スズキ車定番の部分とか、色々と思い付く所は手を入れてみたものの、全然原因が分からないんですよ。
特に問題も無いし、低いよりはマシなのでほったらかしでも良かったんですが、古いクルマだけに気になる所は直したいんですよね…。
今回思った事は以前より薄々気付いてはいたんですが、どうもアイドリング回転数が高い訳では無く、タコメーターの針がズレてるんじゃ無いかと…。
各ギアにおける回転数から大体の速度というのが分かる(あくまで参考値)サイトを以前見つけた時、どうも速度に対する回転数が全体的に200rpm位ズレているような気がしていて、別に後付けタコメーター付けて比べてみたかったんですよ。
で、バイクの後付けタコメーターを外して、クルマの後付け水温計と入れ換えました。
見にくいですがアイドリング時の回転数、後付けタコメーターではデジタル表示で930rpm。ノーマルタコの方は大体1200rpm。
ヤッパリノーマルタコの方がおかしい。
とりあえず、各ギアと回転数における速度表を作って貼りました。これでしばらく走って様子見てみます。
数日後…。
うん、間違い無く針がズレてますねぇ。オマケに1500rpmからの回転落ちが悪い。
今までマフラーを変えているので、停車する時とかアクセルオフで回転が落ち過ぎるのを防ぐ為にECUが制御してジンワリ落としているのだと思ってましたよ…笑
めんどくさいけど、メーターを外してみますかね。
取り外したメーターパネル。
そう言えばこのクルマのメーター外すの初めてでしたね。
予想通り、前オーナーはメーターを外した事があったらしく、コラムカバーのビスが2ヶ所紛失、メーターを留めているビスが2本留めてなくて、その下に転がっていました 泣。
多分タコメーターの針も弄って適当に戻したのかもしれませんね。これじゃあ、オドメーターも巻き戻ししてるかも…汗。
裏側。特に焼けとか無い模様。
メーター基盤を留めているボルトは通電も兼ねているので、コネクタが刺さる部分と接点復活スプレーを吹いときます。
原因も分かった事でメーターの針を抜いて正しい位置に刺し直したら一件落着と思いきや…。
どうも、刺し直した時に内部を痛めたのか、余計に動きが悪くなりましたよ…涙。
ここから、トライ&エラーの日々が続きました。何度もバラしては針を刺し直して…。あまり深く刺すと動きが悪くなり、浅くてもダメ。微妙なさじ加減が必要なのか? そもそも壊れているのでは…?
中古で同じのを仕入れるか、ノーマルタコをくりぬいて社外品を埋め込もうかと思い、最後に壊れてもいいやと、モーター部分を取り外し、針が刺さる穴にピッタリ刺さるスプレーノズルがあったので、パーツクリーナーをタラフクぶちこみ、シリコンスプレーをタップリ吹いて組み直したら、なんとなくいい感じに。
差し込む深さも、自作のスペーサーで調整したら、なんとか復活しました。
回転落ちの方もスーッと落ちるようになり、若干動きが機敏(?)な感じもするんですが、追い込んでも壊すだけにここでヨシとしますかね。
多分、このモーターの中には多少粘度のあるグリスが入っていたのかもしれません。本来はそれが針の動きをなめらかにしていたのでは? そして経年劣化でグリスが固まり針の抜き刺しで動き、悪さに繋がったのかと…。
最後は、後付けタコと合っているか確認してみましたが、4000rpm位迄は合っているんですが、それ以上になると若干ハッピーメーターです 笑。
基本的に純正の速度、タコメーターはどこのメーカーもハッピー(若干高く表示される)と言うので、ここは諦めましょう。そのために社外メーターがあるので…。
このまま壊れない事を祈ります。