スポーツスター キャブ簡易セッティング XL1200S
嫁のスポーツスター、先日プラグ交換してから数百キロ走行したので、
どれ位焼け色が付いているか見てみました。
世の中には知らん方がいい事があります…。
やはり見てしまった以上、見なかった事にはできない性分なのですかね。
碍子が真っ白、電極はやや焼けてて、外周がくすぶっていましたよ…。
(写真撮ったんですが、ピンボケで使えませんでした)
少なくとも300kmは走っていると思えますので、
碍子は色がつきそうなものですがねぇ…。電極も焼けているし…。
外周がくすぶっているのは普段嫁が運転しているのでしょうがないとして、
中間以降が燃調薄いんでしょうね。
確かに中古で購入したときに、出足のトルク感こそあれど、
世間一般で言われているようなパワー感はそこまで感じず、
シングルプラグ化されていることからも、こんなものかと思っていたんですよ。
とりあえず、ミクスチャースクリューとジェットニードルのカサ上げで様子をみますかねぇ。
スポーツスターのキャブレターはシングルキャブってこともあり弄る箇所も少なく、
ブリーザーボルト二本で固定してあるだけといたって簡単な構造ですよ。
ウチのは、チョークワイヤーを外すのに、移設してあるコイルが邪魔で、
少し手間がかかりましたが…。
キャブのトップキャップを外した時にポロリとナットが落ちてきましたよ…。
元々キャブ周辺に引っかかっていたものか?
私は以前に無くした記憶はないので前オーナーのモノでしょう。
それともスライドピストンの中に重しとして入れてあったのでしょうか(笑)
タンクがピーナッツタンクなので、本来ならばキャブ本体を外さずとも、
ニードルのカサ上げ位ならば上からアクセスできそうなんですが、
スロットルワイヤーのブラケットが、トップキャップと共締めしてあり、
トップキャップのボルトを外してもブラケットをずらさないと、
キャップを外せない構造になっていました。
仕方なくキャブ本体を外して、ワイヤーのブラケットを外しましたよ。
このブラケットを留めてあるネジが+溝でナメやすく、固着していたので、
不本意ながらショックドライバーで外しましたよ。
次回からはレンチで外せる様にと、キャブ本体を外さずにアクセスできる様、
手持ちの六角ボルトに変えました。
で問題のニードルですが、ワッシャーでカサ上げしょうと思っていたのですが、
ラッキーな事に前オーナーが段数を変更できるタイプに交換してあったみたいで、
上から3段目を4段目に変更しました。
ダイノジェット組んであるのでしょうかねぇ。
サクションホールもバリが少し残っていたので、拡大してあるみたいです(3mm)。
やはり、ダイノジェットかなんか組んであったのでしょう。
時間があれば、メインジェットも確認してみたかったですね。
さて、ミクスチャースクリューの方も漏れずにメクラ蓋を外してあったので、
それなりに弄ってあったのは間違いないのですが、
現在のスクリューの戻し回転数を数え間違えてしまってデータが採れませんでした。
とりあえず、2と3/4位だったと思い、一旦全閉にしてからその量にセットしましたよ。
ではいつものテストコースで試乗してみますか。
まず普通にゼロ発進からなんですが、ちょっとワンテンポ遅れるような感じがありますね。
中間域も悪くはないですかね。若干トルクが増した感じはあります。
一度停まってドライバーでミクスチャーを1/4開け(3回転戻し)、
再走してみたところ、発進のワンテンポ遅れるような感じが無くなり、
そのまま中間開度までスムーズに加速していく感じでしょうか。
つながりが良くなったことと、エンブレも弱まった感があり、
スロットルのオンオフでギクシャク感が減ったことで、
コーナーの立ち上がりが楽しくなりましたよ。
それと急な登りでスロットルガバ開けしたときに、一瞬息つきすることが2回ありましたが、
その時だけの症状だったのと、急開せずに大き目に開けても普通に加速することから、濃い目というよりも加速ポンプの作動による急な燃料増量にエアが不足しているのかなと思いましたね。
エアクリーナーは洗浄はしましたが、まだ一度も交換していないので、
今度交換して様子をみてみますか。
ハイフロータイプに変えてみたらおもしろそうですねぇ。
帰ってから嫁に、なんか変わっているからとだけ伝えて乗ってもらいましたが、
帰ってから聞いてみたら、
*「なんか乗りやすくなった」
と言っていたので間違いないでしょう。
(気を使って言ったのではないはず…)
とりあえず今回は簡易的なセッティングですが、
今後プラグの焼け色とかをみて、全体的に煮詰めていったら面白いかもしれません。
多分しないですけどね。