スポーツスター オイルキャッチタンク自作 XL1200S
嫁のスポーツスター、今回はハーレーでよくあるブローバイガス対策ですよ。
中古で買った時から、前オーナー様のカスタムで、
大気開放タイプのブリーザーフィルターが付けてありましたが、
長距離とか走った後の、オイル成分が混じった液体の垂れがあり、
この様にキッチンペーパーを下に当てておかないと、
周りが走行風でベタベタになっておりましたよ。
黄色っぽいところは全てオイル分の液体が垂れた跡ですね。
リアシリンダーの下まで…。
クランクケース下の方まで垂れ落ちていますね。
というわけで、今回も自作でなんとかしたいと思います。
ホームセンターで9.5mm径のパイプと耐圧ホース、T字ジョイントを購入しました。
金額は全部で800円位だったでしょうか。
それと今回も廃材の椅子の脚を少々…。
椅子の廃材をキャッチタンクにするべく、上下に蓋を溶接し、
9.5mmのパイプ切って溶接して、イン側とアウト側のニップルにしました。
因みにドレン孔は面倒だったので作っていませんよ。
イン側のパイプの長さはキャッチタンクの半分位の深さまで差し込み、
なるべく液体と気体を分離できるようにしています。
取り付け場所は、走行風で冷えた方が分離効率が上がるのと、
あまり取り回しを長くしたくなかったので、
ダウンチューブ右側にしました。
こまめに廃液を捨てないといけないので、取り外ししやすいように、
マジックテープで巻いて止めていますよ。
とりあえず、この状態で仮組みしてみましたが、
戻り側のニップルがクランクケースギリギリでホースが付けれませんよ!!
色々と考えましたけど(戻り側のホース付けずにこのままで放置とか)、
取り付け場所は絶対に変えたくなかったもので…。
戻り側のニップルの位置と角度を変えましたよ。
それと、ブローバイガスの戻り側ですが、大気開放は車検の時にNGなのと、
エアクリーナーに戻して負圧で積極的に吸わせた方が循環が良いと思ったので、
今回エアクリとキャブの間に挟む、サンドイッチブロックを作りました。
(クルマのエンジンなんかは、ヘッドカバーにワンウェイバルブが付いていて、ブローバイガスはインマニに戻し、エアクリから新気を導入してヘッドの冷却やオイルの寿命を延ばす様にしていますが、ハーレーの場合はどうなんでしょうね? 回転数によってはブローバイガス排出経路から正圧がなくなって、結果的に空気を吸う場合もあるかもしれないと思い、エアクリに繋いでます。間違ってたらすみません。)
改良したキャッチタンクと、
真ん中はエアクリーナーへ戻すためのサンドイッチブロック
(MDF板にパイプを貫通させたもの)、
それとエアクリーナーエレメント用ガスケット。
ガスケットは、サンドイッチブロックを取り付ける際、
通常のボルトでは足りないため、六角のロングボルトに変えたのですか、
ボルトの頭が出てしまってエアクリーナーフィルターが密着しないため、
その隙間を埋めるために、厚めのゴムマットがあったのをカッターで切って作りましたよ。
ブロックを挟んでエアクリーナーを付けてみたところ。
1.2mm張り出していますね。ちょっと見た感じゴッツくなりましたか…。
因みに、エアフィルターとキャブの間にスペーサーを挟むと、
吸入効率が良くなると、どっかで読んだことがあったので、ちょっと効果があればいいですがね…。
今度はバッチリ収まりましたよ。
全体的な取り回しはこの様になりました。
ホースはエキパイ、クランクケースにギリギリ当たっていません。
なかなか、ハーレーらしくなくていいんじゃないでしょうかねぇ?
私はこのホースの色は、鮮やかなブルーにシルバーのメッシュが入っていて
気に入っているんですが、嫁に見せたらすごい剣幕で怒られましたよ。
*「やめて! こんなのはずかしい!!」
*「いやいや、差し色でいいと思うよぉ…?」
*「差し色は乗ってる私だけでいいからっ!!」
*「……。(絶句)」
何もステンメッシュホースとかでギラギラのハーレーらしくしなくても、
こっちの方が女性っぽくていい感じだと思うんですがね。
どうでしょう?
※嫁の運転で約100km走行してみて、排出された量は小さじ一杯位でしょうか?
今まで私が拝借してたときはかなり出てたんですけどねぇ…?