DRZ400SM ノーマルキャブ サクションホール拡大
FCRとか欲しい今日この頃…。なんでDRZはCVキャブなんだぁ? その前に乗ってたオフ車は純正で加速ポンプ付きの強制開閉キャブだったというのにぃ…。
とても高くて買えませんよ。車検も近いし…(トホホ)。昼から時間があるので車検整備でもしようかと思っていたら、ふと以前ネットで読んだCVキャブのスライドピストンのサクションホールの拡大を思い出し、マイルドなノーマルキャブがちょっとでもレスポンスアップするならやってみようかなと。
んじゃさっそく…。
シート外してタンク降ろしたら、キャブのダイヤフラムのカバーにアクセスできます。
キャブを手前に傾けたら作業しやすいんですが、横着してそのままです。結局アクセルワイヤーの戻り側だけ外すハメになりましたけど…。
取り出したスライドピストン。
ノーマルでは(前オーナーが手を加えていなければ)3㎜のサクションホールが2つ空いてますね。
画像では分かり難いですが、すでに右側のみ、3.5㎜に拡大してます。
本当は両穴3.2㎜でいこうと思ったんですが、あいにく3.2㎜のキリが行方不明で、片方だけ3.5㎜で様子見で試してみる事にします。
電動ドリルでサクッとやろうと思いましたけど、下手したら後戻りできないのでチャックビットに着けて慎重~に手彫りしましたよ。
スプリングカットも定番だと思いますけど、単気筒の負圧は大きいので、ホール拡大だけでレスポンスは変わると思いますし、アクセル一定時の安定性やアクセルオフ時のスライドピストンの戻りに不安があるので、今回は見送りますね(キャブのソレノイドバルブの制御も生かしたままだし)。
それでは、サクサク戻していつものお山に試走に行ってみましたよ。
まず走り出す前、暖気の時にブリッピングしてみたんですが、まだ温まる前の不安定な時なのにちょっと機敏に回る様な感じがしますね? これはちょっと期待できますね!
続いて街中等一般道なんですが、アクセル全閉から小開位の領域で明らかにいつもとツキが違うのがはっきり分かりますね。でも渋滞とかでトロトロとした速度域のアクセルオンオフを繰り返す状況ではドンツキがちょっとありますねぇ…。もっとシビアなアクセルワークをしたらもっとマシになるのかなぁ?(←気にして無かっただけで、もともとあったのかもしれませんが…汗)
そして、メインディッシュのいつもの山ん中(舗装はされてるけど路面状況の悪い林道みたいな所)。
…うーん、特に問題無くフツーに走れます。レスポンスは軽く見積もっても20~30%アップ(←当社比 笑)してるのに…。もっと神経質な感じがするのかな~って思ったけど…。でもバリバリ反応する様な感じで気持ちいいですね。面白いです。
こういうタイトコーナーの繰り返しでフツーに走れたら問題無いでしょうかね?
一応懸案のアクセル全開も試す為、長めの登りストレートへ。
いきなりキュッと全開にしたら…ハイやっぱり出ました。
イキツキ…。
でもこれはお山に来た時点で混合気が薄い様な排気音がしてたし、ホール拡大したことで若干薄くなったかもしれないので、パイロットを開いて濃くしてみたら殆ど気にならない位になりましたよ。まぁ強制開閉キャブではそんな事しないし、らしくなっていいのかもしれませんな 笑。
…という事で、今回は時間が無かったのでこんな感じですけど、もっとジックリ乗ってみたらネガティブな部分が出てくるかもしれませんね。
別にパワーアップするわけでは無いし、もっと過酷? な状況で試してみたらやらん方が良かったってなるかもしれないのでオススメできませんが(←もともとCVキャブって万能に作ってあるはずなんでバランスを崩したらリセッティング難しそうな感じが…)、レスポンスアップは間違いなくしましたね。
最近マンネリ化しててバイクに乗る機会が減ってたんですけど、これでちょっとは刺激になればいいんですけどねぇ…。