パニックライダーの非常口

パニックディスオーダーとバイク趣味と…

ジムニー ノーマルタイヤのススメ JB23

もう、元に戻れなくなりましたよ…。

 

普通なら、「ノーマルには戻れなくなった」でしょうけどねぇ…。

 

買った時から履いていたオールテレーンタイヤなんですが、外径が約730mmあり、車検が心配だったんでノーマルタイヤを中古で買いました。

 

ノーマルサイズの社外ホイールと、まだ1年経ってないバリ山のノーマルデューラーHTタイヤのセット4本で、2万円位で手に入りましたよ(おトクですよね?)。

 

購入したノーマルタイヤのホイールは、多分ブランドル473。

ウェッズのキーラーフィールドにスゴく似ていますね。

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純正アルミにも多少似ているような、似ていないような…。

 

外したオールテレーンタイヤとの比較です。f:id:panicrider:20211215221621j:image

遠近感もありますがパッと見でも、オールテレーンの大きさの迫力が違いますねぇ。

 

サイズ等は以下のように変わりました。

  • 外径 730mm(実測値) →686mm
  • 幅  195mm(トレッド実測)→175mm
  • 重量 23kg(ホイール含む)→15.6kg
  • 外見 カッコイイ→ダサイ

全体的に二周り程小さくなりましたね。

 

初めてノーマルタイヤ仕様に乗ってみて、もうビックリですよ。とにかく…

 

別のクルマになりました!!

 

  • 加速が速い
  • 車体が軽く感じる
  • ブレーキの効きが良くなった(かもしれない)
  • 燃費が良くなった

 

小径になった事と、回転物の重量軽減による加速性の向上、バネ下重量減による軽快感…!!

 

70km/h以上からのブレーキング時に発生していたジャダーが軽減。あまり気にならなくなりました。

 

燃費が通勤メインで 約12km/L → 約14.5km/Lに向上!!

 

ただ、見た目がですねぇ…。

もともとリフトアップしてある車両だったんで、前のタイヤサイズでちょうど良い見た目だったんですが、ノーマルタイヤだとフェンダーとのクリアランスが開き過ぎてバランスが悪いんですよね。

 

カスタムの順番間違えたか、貧乏チューンって感じでしょうか…?

 

ジムニーを買う前から分かっていた事なんですけれども、とにかく加速が遅かったんですよね。一応タービンは変わっているんですが、それでも遅いんですよ。

 

一般的なNAの軽自動車はもちろん、失礼なんですが軽トラよりも発進加速は遅いんではと思えるほどでした。

 

それが、所詮は軽自動車の範疇なんですが、それなりに加速できるようになりましたね。

やはりギア比の関係で発進直後はおいて行かれますが、シフトアップとブーストが掛かり始めると、大きめのタービンの恩恵か、それなりのトルク感があり、ストレス無く加速できるようになりました。

 

ワインディングもバネ下重量が軽くなった事もあってか、

かなり楽しくなりましたよ!!

決してコーナリングは速くはありませんが操る感が楽しく、FRらしい回頭性もあってスポーティな走りを楽しめるようになりました。

 

もともと背が高い車両なんで、無理はできませんが…。

 

私の場合、舗装林道や一般的なワインディングロードのドライブが好きなので良い選択肢となりましたが、見た目を気にせず、どうせ未舗装林道とか行かない方は、考えてみては如何でしょうかね?

 

意外とノーマルタイヤいいですよ。私はしばらくこの仕様でいきますね。

最近は新型ジムニーブームで、納車後すぐにカスタムのために外されたノーマルタイヤが安く中古市場に出回っているみたいなんで…?

 

ジムニー 意外な所からのミッションオイル漏れ JB23

私のジムニー、中古で買った時からミッションオイルが漏れていたんですよ。

 

年式や走行距離からすれば仕方のないところではありますがね、漏れてる量が大して多くなさそうでしたので、だましだまし乗れてはいました。

 

フレーム(赤○)の上側にありますプロペラシャフトの回転で、広範囲にオイルが飛び散っていましたね。

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ここのプロペラシャフトのジョイントの内側や周りに、かなりのオイルが付着していた様な…?

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ミッションのシール側よりオイルが垂れてきたら、ここに付着し難いような気がしないでも…?

 

この時点ではミッションのプロペラシャフト側のオイルシールからの漏れしか考えませんでしたので、ショップでエンジンを降ろす機会がありましたついでにミッションも降ろしてもらい、オイルシールを換えてもらいましたよ。

 

取り外したオイルシールを見せてもらったところ、それなりに傷んでいたので、新品交換で直ったと思っていたのですがねぇ…。

 

直っていないじゃないですかっ!!

 

ショップに相談しましたところ、シフトコントロールシャフトがミッションに刺さる部分のシールでは?

とおっしゃるので、またミッションを降ろす事となりましたよ…。

 

多少の疑問もありましたが、他に考えられる箇所もなく、これでもう大丈夫だろうと思われましたが、やはり直っていないんですよねぇ…。

 

もう一度ミッション降ろして原因究明となりそうでしたが、ネット情報でプロペラシャフトのスプライン穴の裏側から漏れる事があるらしいと…。

 

これですよ!!

 

前述のオイルの付着箇所から考えても納得がいきますし、プロペラシャフトに付着する様なオイル漏れの箇所が、ミッションにもうないですしね。

 

矢印部分から漏れているようですね。クラックが入っているのでしょうかね?
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という事で、この漏れている部分を塞ぐ方法をイロイロと考えましたが、ジョイント部のベアリングの劣化や、オイルが漏れる様なクラック等が入っていたりすれば強度的にも落ちていることも考えられるので、走行4万kmの中古品が運良く手に入った事もあり交換しましたよ。

 

因みに取り外したシャフトのスプライン穴に灯油を入れてみたら、やはり裏側から漏れてきました。f:id:panicrider:20211201220201j:image

このスプライン穴部分はオイルシールの内側になりますので、シールを新品に交換しても関係無かったと言う事ですか…。

 

今の所、完全(?)に漏れは無くなりましたが、走行距離が伸びると、また微妙なクラックが入ったりして、同じ様な症状が出るかもしれませんねぇ。

 

ネットでは同様の症状は1件しか見つける事ができなかったんですが、年式等でなりやすいモデルもあるのか、走行距離がある程度伸びるとなりやすいのか、もしかしたら対策品に変わっているのか、詳細は分かりませんでした。

 

ジムニー 白煙が出るエンジンをオーバーホールしてみたが…⁉ JB23

ウチのジムニー、中古購入して納車後のウキウキの帰り道、暑かったので窓を少し開けての信号待ちしていたんですが、なんか臭いんですよ?

 

気の所為と思いつつも、ミラーで後ろを見てみると白煙を吹いているではありませんか…!?

 

しばらく様子を見て分かった症状としては、

 

  • エンブレからのアクセルオンで白煙
  • オイル消費 1L/1000km
  • オイルキャッチタンクに水が溜まる(500ml/500km)
  • 2500回転前後でボディがブーンと異常な振動
  • ハンドルをフルにきった時や停車直前の不意のエンスト

 

ここから長い戦いが始まりました…

 

 

できる事から対策

まず初めに、PCVの詰まりかホースの詰まりを疑いましたが問題ありませんでした。

 

朝イチの始動時の白煙もチェックしましたが、微妙な感じでした。

この事からピストンリングの癒着による、オイル上がりを疑い、とりあえず試しに、

 

ワコーズeクリーンプラス 2本

バーダルリングイーズ 2本

 

を使ってみました。

 

上記の通り、すぐにオイルが減って行くので、オイル補充の度に濃度が下がらない様に計量して添加していました。

 

6000km程試してみましたが効果無しでしたねぇ…。

 

ワコーズパワーシールドも使ってみましたが、効果はありませんでした。

(因みに圧縮は1番シリンダーから10.0 10.5 10.5と限度以上はありました。パワーシールドを入れた後に測ったかどうかは覚えていないので、パワーシールドが効いていたのかはわかりません。)

 

 

オーバーホールを決断

かれこれ1年以上経過するも、ケミカルでは何の進展も見られないので、もう我慢できずにショップでオーバーホールすることにしました。

 

作業中のエンジンを見せてもらいましたが、なんと1番シリンダーに縦キズが無数に入っていましたよ!!

見立てでは異物が混入してシリンダー内で暴れたらしく、ピストントップとヘッド、シリンダー壁をキズつけていました…!

 

問題があった1番シリンダーのピストンを、記念に貰ってきましたよ。

 

ピストントップには燃えたオイルのカーボンがビッシリ…。
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赤○部分には異物が噛み込んでできた打刻跡がいくつかありますね。反対側も小さい打刻跡があります。

 

赤○側のサイドは意外とキレイですね?
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因みにピストンリング1番とオイルリングは固着は無く、軽くクルクル回る状態。

2番は固着は無いものの、合口の反対側が少し固着気味なのか、回らない状態ですね。

 

2番リングとオイルリングの間の部分のカーボンが剥がれかかっていて、ケミカルが効いていたのかもしれません。

 

反対側のサイド部分はスゴイ汚いですね。
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シリンダーとの接触した縦線のキズがあります。

シリンダーの方もヒドイ縦キズがあったのでこちら側からオイルが上がっていたのでしょう。

2番リングの固着気味だったのはこちら側の方ですね。

 

それと、こう見えてオイルホールは全て詰まりは無かったです。

意外としっかりケミカル効いてたんですかね?

 

 

オーバーホール後

別のクルマになったかのように生まれ変わりましたよ!

問題だった箇所は全て解消されました。

 

  • オイル消費無し
  • キャッチタンクに水無し
  • 静粛性のアップ?
  • 異常振動の解消
  • フケ上がりが良くなった
  • ルクアップ
  • 不意のエンスト完全解消

 

とにかく低回転域のトルクアップが顕著で、ナラシ中で3000回転シバリでブーストもなるべく掛けずに走ってもそれなりに走れるようになり、今までシフトダウンするような坂等もそのままのギアで余裕でこなせる様になりました。

 

乗るのが楽しくなりましたよ。

 

燃費は、ナラシ後で、12km/L前後。

OH前と比べて、約0.5km/L位アップしました。

もうちょっと上がると思いましたが…。

 

 

考察

結局、今回の異常なオイル消費と白煙の原因は、燃焼室に異物が混入していた事による、シリンダー内壁とピストンの縦傷だったということですね。

 

その傷よりオイル上がりが起こり、オイルが燃えて白煙やオイル消費になり、圧縮漏れを起こしてブローバイガスが増え、オイルキャッチに水が溜まったのではと思います(圧縮値がそれなりに出ていたのがおかしなところですが…)。

 

 

その異物は、すでに無くなっていたため、何だったのかはわかりませんが、バルブやタービン等に欠けた所は無く、プラグの接地電極が折れたとかも考えましたが、おそらくは前オーナーによるメンテナンス時にプラグホールから何かが混入したものかと思われますね。

 

 

まぁ、走行距離もかなり走っていたし、これからも長く乗ろうと思ったら、オーバーホールも有りと思っていたので、ちょうど良かったのかもしれません。

 

イロイロと勉強になりましたよ。高い勉強代になりました。

ジムニー フロントスピーカー交換 JB23

私のジムニーなんですが、中古で購入した時より左フロントスピーカーが壊れていました。

 

修理しようと試みましたが、見た感じ断線やハンダの剥がれ等もなく、どこが悪いか分からなかったので、この際買い替えようと…。

 

まぁスピーカーは消耗品?なんで、無名の安物でも良かったんですが、

元々ついていたものがアルパインのコアキシャルタイプ10cmだったので、それと同等以上のモノが欲しいと…。

 

で、考えたんですが、

  • スピーカー位置がドアではなく足元なので、ツィーターだけでも別体式にして上に設置したい
  • 今ついているリアスピーカーが12cmなので同サイズに合わせたい(スピーカーホールは10cm用だがバッフルとかで加工すれば入るはず?)
  • 値段が1万位

 

上記条件で探しましたが中々見つからず、

結局JB23ジムニーでは定番のものを選びました。

 

Carrozzeria TS-F1040S

サイズは10cm…。

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内容物はこんな感じですね。

充実してますよ。簡単に取り付けできそうです。f:id:panicrider:20210208220613j:image

 

それでは取り付けましょうかね。

 

まずはスカッフプレートを外しますが、私のは前オーナー様が社外品に変えてありますので簡単に外せますね。

 

ノーマルの場合は高確率で裏側のツメが破壊されるそうですが…。
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次に足元の内装(スピーカーカバー)を外します。

すでに外していますが、矢印部分のプラリベットはドライバーで回してロックを解除して外すタイプでした。

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これが、運転席側はアクセルペダルが邪魔でやりにくく、ドライバーで回すと空回りしてる様な感じで、ロックが解除されたか分かりづらいですね。

 

体勢的に非常にキツイので次回の事も考えて他のタイプのプラリベットに変更した方がよろしいかも…。

 

既存のスピーカーを外してみると、
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ノーマルの配線は前オーナーによりギボシ端子に変更されていて、吸音スポンジも施されていますね。

 

新規のカロッツェリアの配線には、ご丁寧にラベルが付いています。
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間違いようがありませんね。

 

まぁ配線と言っても既存のスピーカーの配線に、ネットワーク(ハイ・ローパスフィルター?)をかませて、ツィーターとウーファー(スピーカー)に分配するだけなんですが…。
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後は新しいウーファー(スピーカー)を取り付け…、
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余った配線とネットワークはバルクヘッド側のカーペット下に隠しましたよ。

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本当は短く加工してちゃんとどこかに固定したかったんですが、面倒なので…。

 

ツィーターはこの位置にしました。

付属の両面テープのみで貼りましたが、今のところ問題無いようです。

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さて、交換後のインプレですが、

私自身、オーディオ関連は詳しくありませんので率直な感想になりますが…。

 

ツィーターが別体となった事で、高音域やボーカルの高い声がよく目立つ様になったのは良かったんですが、耳に付く様な感じもある気がしました(すぐ慣れましたが…)。

 

低音の方も良くなった気はしますが、普段あまり音量を上げる事もないのでそこまで変化を感じられないのかもしれません。そもそも、ウーファー位置が足元奥なので音が目立ちにくいと思われますね。

 

ヘッドユニットも古いので買い替えるか、イコライザーやバランス調整でもっと改善できると思われます。

ただ、カーオーディオにそこまで興味がないのでこれで充分ですが、音質は交換前よりだいぶ良くなっていると思いますね。

 

今回、ツィーター、ウーファーと別々で買おうとも思いましたが、ある程度のメーカー物になるとセットで購入した方が安かったし、どれがいいとかの知識も無かったので、これで良かったと思いますね。満足度は高いです。

 

ジムニー クラッチワイヤー注油 JB23

先日エンジンを降ろす機会があったので、ついでにクラッチを替えました。

もちろんショップでですが…。

 

ちょうど交換時期だったのと、前オーナーさんが入れた強化クラッチ踏力が重いのが気に入らなかったので、ノーマルクラッチ一式に替えましたよ。

 

期待通り踏力は軽くなって満足なんですが、クラッチ繋ぐ時に違和感があるんですよね。

 

なんかミートポイントが狭いと言うか、いきなり繋がると言うか、段付きがあると言うか、反発力が半クラの位置だけ堅くなると言うか…。

 

ワイヤーの遊び調整も何度か試したんですが、あまり変わらず。

新品だからとか、ワイヤー式だからとか言われたらそれまでですがねぇ…。

 

発進の度に気を使うのはどうも…。

 

以前からクラッチ踏むと、時々ググッと異音もしていたので、今回クラッチの動作系リフレッシュのために注油してみることにしましたよ。

 

(レリーズフォークピボットや、インプットシャフトのグリスアップは、クラッチ交換時にショップの方でされていると思うので、今回は疑っておりません)

 

 

まずは室内側のクラッチペダルのピボットと、ワイヤータイコ部分、クラッチスタートスイッチの接触部分をグリスアップ(この部分から擦れ音がなることがあるらしい)。

これで少しはマシになるかと思いましたが、思った程効果はありませんねぇ。

 

次にトランスミッション下部の黒いプラカバーを外して、クラッチワイヤーのタイコとレリーズフォークの接合部分をグリスアップ(下画像赤矢印)してみました。

 

これは効いたのか、ググッという異音はあまり気にならなくなりましたね。

しかし違和感の方は変わらずですか…。

 

モノは試しにワイヤーもやりますか。

 

先程の黒いプラカバーを外したサービスホールの前方にワイヤーの調整ネジがあり(青矢印)、これをある程度緩めたら、ワイヤーのタイコ(赤矢印)が外れるので、ワイヤーが前方に抜けます。

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ワイヤーをエンジンルームに取り出して、注油しようと思いますが、ワイヤーインジェクターはあまり好きではないし、今回はバイクでよくやっている方法で、

新品のエンジンオイルを注油したいと思います。

 

ビニール袋に穴を開けてワイヤーを通し、漏れないようにビニールテープで巻いて、袋を搾る形で注入しようと試みますが…
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上手く行きませんでしたので、香水用のシリンジでチビチビと入れました。
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そして十分浸透するように、しばらく吊り下げておきます。
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約1時間後、室内側から垂れてきましたよ。

おお、上手くいきましたね。

(あらかじめ、紙を敷いておきました)
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…が、しかし、ステアリングシャフト下部についている、パワステの基板の裏側あたりにオイルが垂れてしまったのと、翌日位まではまだオイルが垂れていました。

 

よくよく考えれば分かる事ですが、色々とパーツがついている訳ですから、周りに付着して当然、何も考えてなかったです…。

室内側も外してワイヤー単独でやるべきでした。

 

さて効果の方は、多少踏力が軽くなった位で、違和感の方は解消しませんでしたね。

 

今まで代車まで含めて多数のマニュアル車に乗ってきていますが、こんな感じはなかったと最初の頃は思ってたんですがね、クラッチ交換後1500km走った現在、クラッチが馴染んできたのか左足がこなれてきたのか、だいぶマシになってきました。

 

強化クラッチなら分かりますが、ノーマルでもナラシが必要なんですかねぇ?

そういえば中古車ばかりで、新品クラッチは今まで乗った事ないので…。

過走行DRZのバルブクリアランス測定とプラグ交換 DRZ400SM

久しぶりにバイクに乗ったら、

なんか調子悪いとか、

以前とはなんか違うとかありませんか?

 

うちのDRZも最近全然乗ってあげてなくて、

乗る度にバッテリーが弱っている状況ですよ。

 

先日、久々に乗ったらどうも調子悪くてですね、

症状としては…

  • アイドリング時に時々変な音
  • パワーダウン
  • アフターファイアがパンパン言う
  • メカノイズが大きくなった?
  • カチカチ音が気になる

…と、まぁこんな感じですよ。

 

走行距離も7万kmを超えると

色々と心配になってきますよねぇ…。

 

 

とりあえず怪しいのは、

4年以上換えていないプラグ。

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ちょっと黒いようですが、

以前のキャブセッティングのときは普通の焼け色だったはずなので、

燃調が狂ってきているのか(エアクリも洗ってないし…)、

通常あまり良い火花が飛んでいなかったとかもあるのかもしれませんねぇ?

 

プラグは単気筒では生命線、

交換効果も体感できるので、

こまめに換えるべきですが…。

 

本当はプラグ交換のついでに

圧縮圧力も計りたかったのですが、

DRZに合うサイズのアダプターが

手持ちに無かったので今回は見送りました…残念。

 

 

タンク外したついでにバルブクリアランスも

見てみましょう。

 

締め付けトルク2kg未満が計れる

トルクレンチがありませんでしたので、

ヘッドカバーを開ける前に、

ボルトにマーキングしましたよ(別にやらなくても良かった…)。

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ヘッドカバーがちょっとだけ引っ掛かって

上手く外れそうにないので、

ラジエーターファンをずらしました。

取り付けボルトは、

右側のボルトは外さず緩めるだけで、

他2本を外し、左に動かせばクリアランスはできます。
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右側はホーンステーを外しましたよ。

邪魔な配線や配管をヒモで固定です。
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ヘッドカバー裏側はこんな感じですね。

多少焼けみたいな色がありますが、

まぁきれいな方でしょうかね?

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ジェネレーターのカバーを外して、

17mmのソケットでクランクを回して、

カムを動かして…
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カムスプロケの矢印を合わせてると、

両カムが外を向くので

シックネスゲージで点検します。
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ホムセンの600円位の安物ですが、

組み合わせ次第でなんとかなりますね。

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カムチェーンの弛みも…。

でもこんな所見てみても意味は無いですかねぇ…?
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チェーンアジャスターが

ちゃんと機能している事が分かれば

とりあえず良いでしょう。

 


では、お待ちかねの計測値ですが、

 

EX:左0.22 右0.21 (基準値0.20〜0.30)

IN:左0.17 右0.15 (基準値0.10〜0.20)

 

どうでしょうか、こんなものなんでしょうかねぇ?

走行距離7万キロオーバーの

シングルエンジンとしては、

意外と基準値内に入っていて安心しましたよ。

 

リアランスはカムやタペット、

シム等の磨耗で開いていくのか、

それともバルブの当たり面の磨耗で

狭くなっていくのか、

またその両方で辻褄が合うのかわかりませんが、

個体特性や乗り方、

オイル管理でも変わってくるのかもしれませんねぇ…。

 

とりあえず、プラグ交換で上記症状の

アイドリング時の異音やパワーダウン、

アフターのパンパン音は解消しましたが、

エンジンのメカノイズやカチカチ音は

そろそろオイル交換の時期なので

交換したら多少改善するかもしれません。

経過観察にしますかね。

 

 

ジムニー オイルキャッチタンク付けてみた JB23

以前、ジムニーにオイルキャッチタンクを

空き缶で自作しましたが、

夏場なのにオイルよりも水が異常に溜まるという

現象が起きてましてねぇ…。

 

panicrider.hatenablog.jp

 

ブローバイガスが多いのは分かりますが、

圧縮を測ったら問題なくありますので、

ピストンリングの吹き抜けだけが問題とも思えず、

キャッチタンクの冷えすぎを考えて

(ブローバイガス中の水蒸気が冷えて水が溜まる)、

試しにタンクにタオルをぐるぐる巻きにして

しばらく様子をみてみたところ、

溜まる水の量は半減していましたよ。

 

そこで、空き缶では見た目が

あまり良ろしくありませんし、

車検等の問題もありますので、

ちゃんとしたモノ(?)を買って付けたら、

少しは変化もあるかもしれないと…

(あるわけないか…)。

 

某ネット通販で購入しました。

 

内容物はこの様になっておりました。
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ニップルが3種類、スチールウール、シールテープ、

ホース、ホースバンド、ディップスティック、

タンク容量は計量カップで計ったら200mlでしたよ。

そして、思ったより重いですねぇ…。

 

 

タンクは上下に分割でき、上部を車体に固定。

下部に溜まった廃液は分割して外し、

捨てる構造ですね。

 

タンク上部裏側はこんな感じです。
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イン側のパンチングメッシュの部分で、

オイルをキャッチする構造ですね。

回したら外れますよ。

 

レビューでも書かれておりましたが、

加工時のバリがありますね。

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こんなバリのクズみたいなものが出てきました。
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本体のバリはヤスリやカッターで削り、

各部を入念に水洗いしましたよ。

 

車体への取り付けステーの角が鋭利なので、

タンク下部を捻って取り付ける時に

キズがついてしまいますので、

こちらもヤスリで削りました。
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取り付け場所はずいぶん悩みましたが、

ちょうどこの位置のボディ壁面に

ネジ穴があったので、そこに固定しましたよ。

(付属のホースはサイズが合わずに使えませんでした…)
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あまりエンジンから離しても、

長いホース内で冷えすぎると思えますが、

場所的に良い所が無いので…。

 

ボルト1つで留めているのと、

本体のステーがアルミの片持ちなので、

振動で折れたりするのを考慮しまして、

間に厚めのゴム板を噛ましました。
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その後、約50km走行してみましたが、

やはり水は約30~40ml位溜まってますね。

 

画像ではフラッシュの加減で分かりにくいですが、

透明な水がほとんどで、容器内側と底部に

乳化したオイルがべっとりと付着していますよ…涙
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製品自体は安かったし、文句はありませんが、

残念ながら、私のジムニーポンコツエンジンでは

容量が足りなかったようですねぇ…。

またタオル等で断熱(保温?)してみたら

いいかもしれませんが…。

 

結局、空き缶だろうと既製品だろうと

水が発生する現象は変わらないようです。

ブローバイガスだけで

こんなに水分が出るものか分かりませんが、

もしかしたら排気側のバルブガイドが傷んで

そこからもガスが

ヘッド側に抜けているのかもしれません

(因みにオイル下がりは確定しています…)

 

いい加減、オーバーホールを考えないと

いけませんねぇ。