パニックライダーの非常口

パニックディスオーダーとバイク趣味と…

ジムニー センターコンソールを100均材料で自作 JB23

中古購入のジムニーなんですが、

前オーナー様がハイセンスだったようで、

メーターフード、センタークラスターパネル、

シフトゲートパネル、サイドブレーキパネル、

グローブボックスが、なんと、

メルヘンカラーな水色に自家塗装されているじゃありませんか…。
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とりあえず、このブルーは私のセンスとは、

合いそうにはありませんねぇ…。

 

中古パーツを探しましたが意外と値段が高かったり、

出品が無かったりと面倒だったので、

剥離剤で剥がす事にしましたよ。

 

メーターフード、シフトゲートパネル、

グローブボックスはきれいに剥がれましたが、

センタークラスターパネルは上手く剥がれなかったので

ブラックに塗装しなおしました。
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サイドブレーキのカバーパネルは

ドリンクホルダーも兼ねていますが、

使い勝手が悪く後部座席側に出っ張っていて

後席に乗られた方のお足下を圧迫していますので、

それならセンターコンソールを自作してみようと思った次第です。

 

サイドブレーキパネルを外してみると、

後ろの方に見馴れない部品が有るじゃありませんか…?

調べてみると、どうもABSのGセンサーらしいですねぇ…。

 

かなり邪魔なんで、少し前方に移動させたいと思いますが、

あまり弄っておかしくなっても困りますので、

(少し移動させた位で何ともないと思いますが…)

今回はこのままでいくことにしますかね。

 

このセンサーを囲う様にして、

なるべく後席の邪魔にならないように、

100均のMDF板で箱状にコンソールボックス

作っていくことにしますよ。

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いつものことですが、ぶっつけ本番ですので、

適当なんですが、こんな感じになりましたよ。

 

(なんかテッシュケースみたいですねぇ…涙)
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純正ドリンクホルダーの位置が使えないので、

前方にドリンクホルダーを作りました。

ドリンクホルダーの下の方の穴は、

スマホを入れれるようにしましたが、設計ミスで入りません…笑

後部は小物トレーとして使えるように縁をつけました。

 

 

100均のアイアンペイントで黒く塗りまして、

縁を100均のアルミテープで装飾、

これで一応完成です。
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取り付け位置を合わせて純正と比較すると、

こんな感じでコンパクトになりましたね。
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後席への張り出しはこんな感じになりました。

後席の人が助手席側から運転席側に移動するときに、跨ぎ安くなったと思います。
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しかし、またもや設計ミスでサイドブレーキを下ろすと、

左ドリンクホルダーに僅かに被る形になり、

ミニ缶サイズしか置けなくなりましたよ。

やはり適当に作ってはいけませんねぇ。
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しばらく使ってみましたが、

縁の上面以外のアルミテープは、

ドリンクの出し入れや、サイドブレーキの操作で剥がれましたので、

このままいくことにしました…。

f:id:panicrider:20201208232149j:plainシフトノブ、サイドブレーキグリップ、サイドブレーキブーツは

先々代の愛車から十数年ずっと引き継いで使っている自作品ですよ。

 

まだまだインテリアでやりたい事がありますが、

これで少しは車内の雰囲気が良くなりましたかねぇ。

駐車場で停めてて覗かれても恥ずかしくありませんよ。

 

ジムニー 4WDにならないの意外な原因 JB23

先日中古で購入した、ジムニーJB23 なんですが、

6型なので四駆にするにはスイッチを押すだけです。

 

購入して間もない頃、

試しに四駆にしてみようと押してみますが、

4WDにならないじゃないですか…。

 

購入店に対応してもらい、

トランスファーオイルを交換してもらいましたよ。

お店曰く、あまり4WDを使って無いと

動きが渋くなるそうなので、動きが良くなるまで

何度か4WDに入れてみてと言う事でした。

 

しかし、通勤中何度かトライしてみますが

一向に改善しませんねぇ…。

 

とりあえず、原因を調べてみますか…。

 

 

ブレーキキャリパー裏側の、

エアロッキングハブを動かすホースを外し、

注射器で直接吸引してみたら、

右側の方はちゃんと負圧でカコンと

ロックするんですが、

左側の方はジュルジュルと

水を吸っているような感触が…?

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試しにエアロッキングハブを外してみると…。

なんとドブの様な液体がぁぁぁ…!!
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何ですかッ、これは!?

触った感じ、オイルっぽいんですよねぇ。

しかも、異様に臭いんですよ。

 

はい、デフオイルでしょうね…。

 

ホーシングの中のオイルシールが傷んで、

デフオイルがナックルを通ってハブの方に漏れだし、

ナックルグリースと混ざったものが、

エアロッキングハブの中までまわったんでしょう。

 

エアロッキングハブの要といえる中央のギアが、

内部に回ったドブオイルのおかげで、

アンロック(フリー)側に動きません。

 

力を込めて押し込むと、

御覧のようにエア経路から、墨汁の様な粘液が…。
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とりあえず、エア経路から圧縮エアーを送り込んで、

中身を出してみますか。
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パーツクリーナーとエアーを

何度か送って掃除しましたら、

何とか手動でカコンカコンと動く様になりましたよ。

 

しかし、肝心のデフオイル漏れの方を

何とかしないといけませんねぇ。

まだ、買ったばっかりなので、

購入先のショップに修理をお願いしますか…。

 

後日、無事に修理完了して戻ってきたんですが、

4WDに入れても問題の左側だけ

エアロッキングハブがロックしている

カコンという音が聞こえないんですよねぇ…。

 

試しにまた注射器で吸引してみると、

右は正常に動くんですが、左側は…

 

全く負圧が掛からないじゃないですかッ!!

 

エアロッキングハブを外して見ても、

オイル漏れも無く、見た感じは正常ですけどね。

 

試しにエアロッキングハブを左右入れ替えてみると、

今度は左は正常で右が同じ症状ですよ。

これは、このハブ自体に問題があるんでしょう。

 

原因は、このハブの黒いパッキンの部分なんですが、

正常な方はヒダみたいな突起が一周あるんですが、

異常な方は以前のオーナー様の時に

グリス切れを起こして磨耗したのか、

経年劣化なのか、突起が全て無くなっていて、

おまけにひび割れまで起こしていましたよ。

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要は、このヒダが無くなった事により、

負圧が保てなくなり、

エア漏れを起こしてたんですね。

(定期的にグリスアップした方がいいのかもです)

 

中古でハブを探しても良かったんですが、

結構なお値段がするので、何とかならないかと、

シリコンコーキングや弾性接着剤を使って、

ひび割れを埋め、密着性を上げてみましたが、

やはり気密性を保つことができませんでしたね…。

 

諦めて購入店で中古品を頂きました。

 

これで4WDにならない問題は

無事解決かと思いましたが…、

なぜか、4WDスイッチを押しても

4WDにはならずですねぇ?

 

もうちょっと調べてみますか…。

 

どうも、私が調べたところ、

4WDのスイッチを押したら…、

  1. トランスファーアクチュエータモーターが作動
  2. フロントプロペラシャフト駆動のギアが入る
  3. 4WDセンサーがギアが入ったのを感知
  4. エアロッキング機構のロック側の負圧が掛かる
  5. エアロッキングハブがロック
  6. エアロッキング機構のセンサーが負圧を感知
  7. メーターインジケータの4WDランプが正常点灯

…ってところでしょうか?

 

負圧経路の問題ならば、

上記6のところで引っかかって

4WDランプが点滅のはずです…。

 

今回の症状はスイッチを押したら、

アクチュエータモーターの動く音はしますが、

4WDランプが一度だけ点滅して消灯。

4WDにならず…。

上記の1のところで終わっているではないですか…。

 

あまり関係ないかもしれないんですが、

とりあえず4WDのセンサー(4H側)も

確認しておきますか。

(センサーは外す時に中のオイルと

金属の玉が出てきますので、すぐに栓をしました…)

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センサーの先についている突起が

スイッチになっているみたいなので、
押してみて導通があるかチェックしてみましたが、

一応ちゃんと反応するみたいなんですよねぇ。

ますます解らなくなりました…。

 

完全にお手上げです。

現状、4WDスイッチを押して…

  • 4WDに入る頻度は、停車時何もしなければ10~20回に一度位?
  • 走行中は一切入らない
  • 入らない時でもアクチュエータモーターの作動音は聞こえる
  • ギアをニュートラルにする、クラッチ切ってもほとんど頻度は変わらない
  • バックさせると頻度は上がるようだが、普段実験する信号待ち等でバックできないので今後検証が必要
  • 停車中にクラッチを切らずに、ギアを3速→4速→Nとギアが入らない程度に動かした後に4WDスイッチを押すと、なぜか9割以上の高確立で入る
  • 4H→4Lは確実に入る
  • 4WD→2WDも失敗したことがない
  • エアロッキングハブの方も修理交換後は左右確実に作動している
  • 2回ほど数日間、確率100%で正常(走行中も)に入る時があった

 

以上のことから、

トランスファーアクチュエータモーターが

弱ってきているとも思いますが、

下手に弄ってトドメを刺してしまいましては、

いざという時使えないといけませんので、

この位で勘弁しときましょう。

 

整備書には、アクチュエータモーターの

初期位置調整みたいなものがあるらしいので、

今度機会があればやってみる価値は

あるかもしれないですね。

 

とりあえずは、停車中にシフトをガチャガチャして

スイッチを押せば、4WDにはなるので、

現状このままでも問題無いですね。

 

その前に、雪も滅多に降らないし、

オフロードも行くことなんて無いですけど…。

 

 

ジムニー オイルキャッチタンク自作でエンジン終了のお知らせ? JB23

半年前に中古で購入のジムニーなんですが、

オイル消費が激しく、マフラーから白煙を吹く始末…。

 

プラグを見てみてもオイルが付着して燃えているのは明らかなので、

吸気経路の汚れ防止と、白煙の減少、

オイル上がりか下がりの判断材料になればと

簡易的ですがオイルキャッチタンクを付けてみようかと思った次第ですね。

 

今では安く売ってありますが、

それでは面白くありませんよねぇ…。

では、今回も自作しますか。

 

材料はいつものように、

廃材の突っ張り棒と、落ちていたサビサビの鉄板、

耐油ホースは無いので、

ホームセンターで耐熱性が高いモノを購入しました。

 キャッチタンクは適当な容器が無いので、

皆さんお馴染みの、

缶コーヒーのアルミ缶でいきましょう…。
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突っ張り棒のパイプを適当にカットして被膜を剥がし、

鉄板に穴を開けて半田付けしましたよ。
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鉄板の縁の部分は、

缶のクチとアタリを良くするために斜めに削りました。

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白い輪ッカは、缶の蓋の内側に付いているパッキンを丸くくりぬいたものですよ。

蓋も丸くくりぬいています。

この順で合体させますと…
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こんな感じになります。

蓋で固定すればまず漏れません。
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取り付けは、

ラジエーター左側の隙間がちょうど良く、

差し込むだけで、ホースの反発力で固定されてグラつくこともありません。

おまけに高さも下の方なので、ホースに液体が溜まることもなく、

車体前方なので良く冷えて、

油分の分離効果も期待できるでしょう。

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ホースの取り出しは、インタークーラーからスロットルの汚れ防止と、

正圧時(高回転時)に発生するブローバイガスを取り込みたいので、

PCV経路はそのままで、

もう一方のヘッド~エアクリ間から取りました。

 

 

それでは、効果のほどですが…、

 

取り付けて300~400Km走ってみたところ、

とんでもないことが!

 

てっきりマヨネーズ状の油分が出てくると思いきや、

ほとんどが茶色い水分ですよ。

多少マヨネーズも浮いてはいますがね…。

180mlってとこでしょうか?
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その後も缶を空にして、

200~300Km走ってみたんですが、

やはり同じく180ml位の水分が…。

 

何でしょう?

 

水分が出るのは大方予想できますが、

取り付け後の走行距離からして、この量は…?

冬場ならまだしもですけど、夏場ですからねぇ?

 

最近は雨ばかりだから、

メッシュタイプのエアクリーナーも原因して、

湿気を多く吸い込んでいるのかもしれませんよ…笑

 

でも現実から目を背けてはいけませんねぇ。

 

最初の目論見通り、

ブローバイガスが多く出ているのは間違い無いでしょう。

燃焼したガスには水分が含まれるはずなので、

それがクランクケースに吹き抜けて、

そしてキャッチタンクで冷えて溜まったと…。

(※一応、圧縮は冷間時で1番から10.0 10.5 10.5ありますが…)

 

山の登りや高回転時に白煙は出ていなさそうなので、

オイル消費がオイル上がりでは無いと思っていたのですが、

今回のキャッチタンクの件で考えを改めなければならなくなりましたよ。

 

このエンジン終わってる!! …と。

 

…とりあえず、今できることから…

 

もっと大き目の缶にかえましょうかねぇ…。

 

 

ジムニー 謎のエンストとISCV清掃 JB23

先日中古で購入したジムニーJB23なんですが、

このクルマ中古でそれなりに古いクルマなんで色々と問題があるんですよ。

 

ウチのガレージはクルマを入れる時は必ずバックで入れないといけませんが、

ハンドルを切りながらある程度車体を入れたら、

切り返して前進させて、再度ハンドルを切りながら

バックしないと入れる事ができないんですよ。

 

で、この時になぜかローからバックに入れるタイミングで回転数が500rpm位まで落ちて、

エンストすることが時々あるんですよねぇ。

(ハンドルをフルに切っているのでパワステの関係でアイドリングが一瞬下がるのかも…?)

 

最初はこのクルマは強化クラッチが入っててクラッチが重いのと、どうやらジムニー

半クラの範囲が狭いとの情報もあったもんで、

私の半クラがヘタなだけなのかもしれませんが…。

慣れの問題と思ってたんですがねぇ…。

 

通勤とかで普段乗っていると、

信号とかで停まった瞬間の回転落ちが微妙な気がするんですよ。

一旦止まって妙にゆっくりと下りていくような…。

一応最後は950rpm位でぴったりと落ち着くんですがね。

 

このような仕様と言えなくもないんですがね、

どうも、しっくりとこないんですよね…。

 

 

というわけで、アイドリング領域をコントロールしている、ISCVというパーツを掃除してみましたよ。

 

エンジンルーム、スロットルボディの下の(赤矢印)にある円筒形の物体なんですが、

ジムニーは整備性がよくアクセスしやすいですね。f:id:panicrider:20200322195010j:image

 

一般的なクルマなら、スロットルに繋がっているホースを外して直接クリーナーを流しこむところなんですが、

スズキ車はISCVにクリーナーが入ると、

絶縁部が溶けてショートし、最悪ECUまで壊れてしまうという事なので厳禁ですよ!

 

という訳で一旦外して清掃するんですが、

一応私は、ISCV外しは以前所有のクルマで何度もやっていたので楽勝かと思っていたのですよ……。

 

二つあるビスの手前の方は一発で回ったんですが、

奥の方は外れないんですよ。

こういう奥まった所のビスは、

一般的なドライバーでは押さえる力が逃げ、

ネジ頭をナメやすいんで、

最初からショートタイプのラチェットで挑んだのですが、固着して全くダメですよ。

 

潤滑剤を吹いたり、手を変え品を変え試しましたが、

全く歯が立ちませんよ。

もうやめようかとも思いましたがね、ここで退いたらねぇ…笑

 

まだ手はいくつかありますよ。

そうです、ショックドライバーですよ!

(あの打撃で先が逆回転するやつです。私はあの快感がこよなく好きでしてね…)

 

そうと決まれば作業スペースを確保しなければいけません。

直線上にある、ヒューズボックス、ステー、バッテリー、その他を外してスペースを作りましたよ(青矢印)。

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ガンガン叩きましたが、ネジ頭がどんどんナメていくばかりで…。

今までコレが利かなかった事は無かったんですがね、

まぁ相手が小さ過ぎて脆かったら、こんなもんでしょう。

 

最悪、スロットルボディを外してエキストラクタードリルで外すか、

いっそのこと、貫通させてタップをたてるなんて事も考えましたが、

今まで使った事がないツールを思い付きましたよ。

 

意外と皆さんお使いかもしれませんが…。
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私はこの手の物は昔から知ってはいましたが、

信用しておらず、こんなモノで外れるんなら、

ペンチでも代用できると思っていたんですよ。

 

でも、あまり時間も労力もかけたくないもので、

もしかしたらと藁にもすがる気持ちで、

ホムセンまで買い行きましたよ。

 

さて、気を取り直して、使っみたら…、

 

パキッ…!?

 

……。

 

なんだったんですか、今までの苦労は…。

いやいや、ショックドライバーが利いていたんですよ…嘘

 

※「おめでとうございます!

  今からあなたを工具棚の一軍入りにして差し上げましょう。」

 

 

で、コイツがとれたての…。

※「もうあなたは用済みです。とっとと消えなさい!」
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前置きが長くなりましたが、

やっとのこと取り外した、ISCVです。

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先がドロドロでその上、半透明の油分もベットリです。

拭いたらこんな感じですねぇ。
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ISCVが刺さっていた部分は油分がたまっていますね。

クリーナーを染み込ませた綿棒、ティッシュ等で清掃しましたよ。
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(このオレンジのパッキンは無くしたら、単品では注文出来ないそうなので紛失注意です。あと、劣化で固くなっている場合があるのでちぎらないように)

 

どうせすぐ汚れるのでこの位で勘弁しときますか。
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あとは外したパーツを元に戻して(用済みのビスは同じサイズの手持ちが無かったので、もうしばらく働いてもらうことにしました 笑)、

次はISCVの手前にあるこの部分(赤矢印)。

この蓋を外して中のパーツを清掃しますよ。

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(ここは裏にクーラントが通っていて、水温が上がると中のコイル状のバイメタルが膨張して弁を閉じ、空気の吸入を抑制する事でファーストアイドルを下げる装置。要は暖機前のアイドルアップを司どるものと思います)

 

ピンボケしてて申し訳ないですが、これがプラスチックの弁です。

こちらも真っ黒で油ベットリですね。
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中の方も清掃しますよ。

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あと、スロットルバタフライ付近の汚れの方は、

以前インタークーラーを外したついでに清掃したので今回は見送りました。

ECUのリセットはバッテリーを外していたのでOKでしょう。

ECU再学習は、前の車の時はしてもしなくても変わりなかったので、今回はとりあえず無負荷で5分ほどやって終わりましたよ。

 

 

さて、実際試乗してみると、

 

……?

 

ほとんど変わりありませんねぇ。

停車するときの回転落ちが良くなったかもと思えますが変わり無い感じですね。

車庫入れの時の回転がストールしそうになるのは全く変化なしでしたよ。

本当に半クラがシビアなのか下手なんでしょうねぇ…。

 

まぁ、掃除できただけでもよしとしますか。 

 

でも現実は、薄々気付いてはいたのですが、

このクルマ、オイルが消費が多いんですよ。

白煙も吐いていますし、プラグも変な焼け方していたので換えました。

多分、燃焼室に入ったオイルが燃えて、プラグを汚してるんでしょう。

 

アイドリングのバラつきとか、不整脈みたいなのは感じませんが、

オイル下がりでプラグがオイルまみれで失火しているとか

…考えられそうですね。

こまめにプラグチェックしてみないといけませんねぇ。

 

とりあえず、オイル消費を直さないと…。

 

 

スポーツスター オイルキャッチタンク自作 XL1200S

嫁のスポーツスター、今回はハーレーでよくあるブローバイガス対策ですよ。

 

中古で買った時から、前オーナー様のカスタムで、

大気開放タイプのブリーザーフィルターが付けてありましたが、

長距離とか走った後の、オイル成分が混じった液体の垂れがあり、

この様にキッチンペーパーを下に当てておかないと、

周りが走行風でベタベタになっておりましたよ。

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黄色っぽいところは全てオイル分の液体が垂れた跡ですね。

リアシリンダーの下まで…。
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クランクケース下の方まで垂れ落ちていますね。
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というわけで、今回も自作でなんとかしたいと思います。

 

ホームセンターで9.5mm径のパイプと耐圧ホース、T字ジョイントを購入しました。

金額は全部で800円位だったでしょうか。

それと今回も廃材の椅子の脚を少々…。

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椅子の廃材をキャッチタンクにするべく、上下に蓋を溶接し、

9.5mmのパイプ切って溶接して、イン側とアウト側のニップルにしました。

因みにドレン孔は面倒だったので作っていませんよ。

 

イン側のパイプの長さはキャッチタンクの半分位の深さまで差し込み、

なるべく液体と気体を分離できるようにしています。
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取り付け場所は、走行風で冷えた方が分離効率が上がるのと、

あまり取り回しを長くしたくなかったので、

ダウンチューブ右側にしました。

 

こまめに廃液を捨てないといけないので、取り外ししやすいように、

マジックテープで巻いて止めていますよ。


とりあえず、この状態で仮組みしてみましたが、

戻り側のニップルがクランクケースギリギリでホースが付けれませんよ!!
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色々と考えましたけど(戻り側のホース付けずにこのままで放置とか)

取り付け場所は絶対に変えたくなかったもので…。

戻り側のニップルの位置と角度を変えましたよ。

 

 

それと、ブローバイガスの戻り側ですが、大気開放は車検の時にNGなのと、

エアクリーナーに戻して負圧で積極的に吸わせた方が循環が良いと思ったので、

今回エアクリとキャブの間に挟む、サンドイッチブロックを作りました。

 

(クルマのエンジンなんかは、ヘッドカバーにワンウェイバルブが付いていて、ブローバイガスはインマニに戻し、エアクリから新気を導入してヘッドの冷却やオイルの寿命を延ばす様にしていますが、ハーレーの場合はどうなんでしょうね? 回転数によってはブローバイガス排出経路から正圧がなくなって、結果的に空気を吸う場合もあるかもしれないと思い、エアクリに繋いでます。間違ってたらすみません。)

 

改良したキャッチタンクと、

真ん中はエアクリーナーへ戻すためのサンドイッチブロック

(MDF板にパイプを貫通させたもの)、

それとエアクリーナーエレメント用ガスケット。
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ガスケットは、サンドイッチブロックを取り付ける際、

通常のボルトでは足りないため、六角のロングボルトに変えたのですか、

ボルトの頭が出てしまってエアクリーナーフィルターが密着しないため、

その隙間を埋めるために、厚めのゴムマットがあったのをカッターで切って作りましたよ。
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ブロックを挟んでエアクリーナーを付けてみたところ。

1.2mm張り出していますね。ちょっと見た感じゴッツくなりましたか…。

 

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因みに、エアフィルターとキャブの間にスペーサーを挟むと、

吸入効率が良くなると、どっかで読んだことがあったので、ちょっと効果があればいいですがね…。

 

今度はバッチリ収まりましたよ。
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全体的な取り回しはこの様になりました。

ホースはエキパイ、クランクケースにギリギリ当たっていません。
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なかなか、ハーレーらしくなくていいんじゃないでしょうかねぇ?

 

私はこのホースの色は、鮮やかなブルーにシルバーのメッシュが入っていて

気に入っているんですが、嫁に見せたらすごい剣幕で怒られましたよ。

 

*「やめて! こんなのはずかしい!!」

 

*「いやいや、差し色でいいと思うよぉ…?」

 

*「差し色は乗ってる私だけでいいからっ!!」

 

*「……。(絶句)」

 

何もステンメッシュホースとかでギラギラのハーレーらしくしなくても、

こっちの方が女性っぽくていい感じだと思うんですがね。

どうでしょう?

 

※嫁の運転で約100km走行してみて、排出された量は小さじ一杯位でしょうか?

今まで私が拝借してたときはかなり出てたんですけどねぇ…?

 

スポーツスター キャブ簡易セッティング XL1200S

嫁のスポーツスター、先日プラグ交換してから数百キロ走行したので、

どれ位焼け色が付いているか見てみました。

 

世の中には知らん方がいい事があります…。

 

やはり見てしまった以上、見なかった事にはできない性分なのですかね。

 

碍子が真っ白、電極はやや焼けてて、外周がくすぶっていましたよ…。

(写真撮ったんですが、ピンボケで使えませんでした)

 

少なくとも300kmは走っていると思えますので、

碍子は色がつきそうなものですがねぇ…。電極も焼けているし…。

外周がくすぶっているのは普段嫁が運転しているのでしょうがないとして、

中間以降が燃調薄いんでしょうね。

 

確かに中古で購入したときに、出足のトルク感こそあれど、

世間一般で言われているようなパワー感はそこまで感じず、

シングルプラグ化されていることからも、こんなものかと思っていたんですよ。

 

とりあえず、ミクスチャースクリューとジェットニードルのカサ上げで様子をみますかねぇ。

 

 

スポーツスターのキャブレターはシングルキャブってこともあり弄る箇所も少なく、

ブリーザーボルト二本で固定してあるだけといたって簡単な構造ですよ。

 

ウチのは、チョークワイヤーを外すのに、移設してあるコイルが邪魔で、

少し手間がかかりましたが…。

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キャブのトップキャップを外した時にポロリとナットが落ちてきましたよ…。

元々キャブ周辺に引っかかっていたものか?

私は以前に無くした記憶はないので前オーナーのモノでしょう。

 

それともスライドピストンの中に重しとして入れてあったのでしょうか(笑)
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タンクがピーナッツタンクなので、本来ならばキャブ本体を外さずとも、

ニードルのカサ上げ位ならば上からアクセスできそうなんですが、

スロットルワイヤーのブラケットが、トップキャップと共締めしてあり、

トップキャップのボルトを外してもブラケットをずらさないと、

キャップを外せない構造になっていました。

 

仕方なくキャブ本体を外して、ワイヤーのブラケットを外しましたよ。

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このブラケットを留めてあるネジが+溝でナメやすく、固着していたので、

不本意ながらショックドライバーで外しましたよ。

 

次回からはレンチで外せる様にと、キャブ本体を外さずにアクセスできる様、

手持ちの六角ボルトに変えました。
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で問題のニードルですが、ワッシャーでカサ上げしょうと思っていたのですが、

ラッキーな事に前オーナーが段数を変更できるタイプに交換してあったみたいで、

上から3段目を4段目に変更しました。

ダイノジェット組んであるのでしょうかねぇ。
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サクションホールもバリが少し残っていたので、拡大してあるみたいです(3mm)。

やはり、ダイノジェットかなんか組んであったのでしょう。

時間があれば、メインジェットも確認してみたかったですね。
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さて、ミクスチャースクリューの方も漏れずにメクラ蓋を外してあったので、

それなりに弄ってあったのは間違いないのですが、

現在のスクリューの戻し回転数を数え間違えてしまってデータが採れませんでした。

とりあえず、2と3/4位だったと思い、一旦全閉にしてからその量にセットしましたよ。

 

 

ではいつものテストコースで試乗してみますか。

 

まず普通にゼロ発進からなんですが、ちょっとワンテンポ遅れるような感じがありますね。

中間域も悪くはないですかね。若干トルクが増した感じはあります。

 

一度停まってドライバーでミクスチャーを1/4開け(3回転戻し)、

再走してみたところ、発進のワンテンポ遅れるような感じが無くなり、

そのまま中間開度までスムーズに加速していく感じでしょうか。

 

つながりが良くなったことと、エンブレも弱まった感があり、

スロットルのオンオフでギクシャク感が減ったことで、

コーナーの立ち上がりが楽しくなりましたよ。

 

それと急な登りでスロットルガバ開けしたときに、一瞬息つきすることが2回ありましたが、

その時だけの症状だったのと、急開せずに大き目に開けても普通に加速することから、濃い目というよりも加速ポンプの作動による急な燃料増量にエアが不足しているのかなと思いましたね。

 

エアクリーナーは洗浄はしましたが、まだ一度も交換していないので、

今度交換して様子をみてみますか。

ハイフロータイプに変えてみたらおもしろそうですねぇ。

 

帰ってから嫁に、なんか変わっているからとだけ伝えて乗ってもらいましたが、

帰ってから聞いてみたら、

*「なんか乗りやすくなった」

と言っていたので間違いないでしょう。

(気を使って言ったのではないはず…)

 

とりあえず今回は簡易的なセッティングですが、

今後プラグの焼け色とかをみて、全体的に煮詰めていったら面白いかもしれません。

多分しないですけどね。

 

スポーツスターの左右非対称のステップ位置を適正化するパーツを自作してみた XL1200S

嫁のスポーツスターなんですが、以前コカしたときに、

フロントスプロケットカバーにある、右ステップの根本を折ってしまいました。

(ノーマルのカバーは運が悪ければ、立ちゴケ程度でも折れるみたいですよ)

 

友人の職人さんに、有り合わせの材料でスプロケットカバーを作って頂いて、

嫁も私もスパルタンな感じが気に入っていたのですがねぇ…。

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panicrider.hatenablog.jp

 

友人は壊れたカバーを参考にされただけで、実車と現物合わせして作られたわけでは無かったので(依頼時にカバーだけ持って行ったため)、

  • ブレーキペダルがフルストロークでエキパイにちょっと干渉する
  • ドライブベルトとのクリアランスは十分にあるが、ベルトに干渉した様な跡があった(多分ベルトテンショナー的なものが無いので、加減速やサスストローク等でベルトが振れて擦れた?)
  • 嫁はスニーカーで乗るので、靴紐が巻き込まれないか心配
 
…という問題があり…?
 
いや、実は旧スポーツスター(リジスポ)には、左右ステップ位置が非対称という欠点(?)があり、私はそれがどうしても気になっていたんですよ。
 
バイクはマフラーとか、その他パーツの関係で左右非対称なデザインになることはあると思いますし気にならないのですが、やはりポジションだけはどうにかしたいと思っていたんですよねぇ。 
 
実際乗ってみて違和感ありますし…。

 

 

このワンオフスプロケットカバーのステップ位置はノーマルとほぼ同じなんですが、

御覧なさい、この様にノーマル状態で左右ステップ位置が、

前後に約2cm、左右張り出しが約4.5cmも違いますよっ。
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※前後についてはネット情報で。左右については情報がなく(2cm強?というのはあったが詳細不明)、実測しようにも元々アシンメトリーなバイクなので基準点が無く難しい。ダウンチューブから計測しても良かったが、エキパイが邪魔だったので、タンデムステップを基準とした。

高さも違うとの情報もあったが、信憑性が低そうだったので今回は無視した。

 

上記問題点を改善しつつ、ステップ位置の適正化を考えると、

一番簡単な方法は、壊れたノーマルカバーを使用しつつ、

新たにステップのホルダーみたいなモノを作って被せて付ける事でしょうかねぇ。

 

やってみますか…。

 

 

また今回も、裏庭に落ちていたサビサビの鉄板を使いますよ(厚さ2mm)。

ネジ穴の位置をマーキングして、だいたいで形を描いています。
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上側のボルトが通る穴には、裏側からパイプを溶接してゲタを噛ませ、

嵩上げしてアールのついたノーマルカバーと共締め出来るようにしてますよ。

鉄板を台形に曲げてステップを取り付ける台座を溶接しました。

サビをある程度落として、わざわざプラサフまで塗りましたよ。
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ある程度形になったので試しに車体に取り付けて、

ステップを仮付けして強度をテストしてみましたが、

 

なっ、なんですか、これは!?

 

ステップに上下左右と力を掛けてみると、台座の方はびくともしないんですが、

ベースのプレートの方が微妙にたわむんですよ。

 

これはいけませんねぇ…。

 

ということで気を取り直して、ベースのプレートだけ再利用することにし、

新しく作り直す事にしましたよ。

 

グラインダーで切り刻んだ時についた傷と、

下手で小汚い溶接痕を隠すためにわざわざパテ盛りしました。
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さらに小傷や根が深いサビ跡を隠すため、厚めにプラサフを吹きましたよ。
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そして艶っツヤに黒を吹きました。安い缶スプレーですけどね…。
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なかなかいいんじゃないですかねぇ。

誰もサビサビの鉄板とは思いませんよ?
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取り付けたらこんな感じですよ。

上部ボルトとブレーキマスターのボルトは、延長した分長さが足りませんので、

ホームセンターでロングボルトを新調しましたよ。
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ノーマルの割れたステップ取り付け穴が見えてますけど、

そのうち金属パテで埋めておきましょうかね(多分しませんが…)
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今度のは成功みたいですねぇ。

前後左右に力いっぱいに動かしてもびくともしませんよ。

スタンディングでも大丈夫。
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因みに、ステップ位置は前方向に2cm移動させ、

右方向にも2cm張り出しました。

 

本来ならば左右対称にするため、もっと右に出すべきでしょうが、

意外と見た目のバランスが悪かったのでほどほどにしときましたよ。

この位が妥協点でしょうか。

※ネット情報の2cm強はこういう事かも知れません。
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見た目は目立たない様になるべく小さくしましたが、

強度は十分にありますよ。

ノーマルカバーの時よりはあると思いますが、コカしてみないと何とも言えませんがねぇ…。
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でも、ノーマルは素材がアルミなんですが、こちらは鉄です。
最悪コカして曲がる事はあっても、折れる可能性は低いでしょう。

 

 

試乗してみましたが特に違和感はなく、ブレーキペダルの位置も自然だし、

角度も低くできるようになったので、踏みやすさは向上しましたね。

 

私はステップ荷重はしないのですが、通常使いでの荷重の掛けやすさも

良くなった様な気がしますよ。

 

 

さて、友人に作って頂いた旧カバーなのですが、

気に入ってはいるので、今回の自作で得たデータ(?)を元に、

問題点を改善した改バージョンでも作ってみたいものですねぇ。

 

 

その前に、今回のを友人に見られたら、

 

「勝手な事しやがって、

俺が作ったモンが気に入らねぇってのか!? 

 

…と、怒られそうですが…。