アルトワークス HB21S改 クラッチワイヤー調整
一昨日、仕事帰りの運転中、どうもシフトの入りが硬いんですよね。
確か、ここ2週間ほど前からぎこちなく感じてはいたものの、多分気のせいだと思ってたんですが、今回はちょっと異常を感じまして…。
ついにクラッチワイヤーが切れかかって、ほつれて伸びた状態になり、クラッチが奥の方で切れる、もしくは切れにくい様になったのだと思いました。
とりあえず、翌日も通勤で使うので、クラッチワイヤーの様子を見ることにしますか。
連休明けの仕事でクタクタだったんですが、仕方無いので夜の9時半から作業開始。
このクルマは4WD改FRなので、クラッチワイヤーの位置はインタークーラーの下にあります(FFはミッションの下にあるような…すみません不確かです 汗)。
インタークーラー外してもこれくらいしかスペースありません(バッテリーも外せばいいかも…)。
クラッチワイヤーのレリーズアームに繋がっている部分のゴムカバーを剥いて見たところ、特に切れやほつれは無いですねぇ。
同じく逆側のステーに固定されている部分を見ても、キレイにしていますね。
因みにここら辺の点検は半年位前にやっていました。
後は車内側のペダルに繋がる部分も見ましたが特に問題無し。
もう一度レリーズアーム付近を入念に調べると、なんとアームに繋がっているワイヤーがグラグラと動くではありませんか?
最初は固定されている部分が破損したのかとも思いましたが、どうもアジャストナットが緩んでいるらしいですね(矢印部分)。
これならば、ちょっと張ってやれば無事解決しそうです。
で、昨日の通勤で乗ってみたところ、問題無く完治しましたよ。
それどころかシフトがスコスコ入る!!
これは気持ちいいですね! やった甲斐があります。
さて、なぜアジャストナットが緩んだのかなんですが…?
考えてみたんですが、ナット自体はアーム側の方に丸い凹状の切り掻きがあり、アームのワイヤーが通っている軸に噛む様になっていて回転しない様な構造になっていました。
ここからは推論ですが、長年の使用でワイヤーが伸びたり、ダイヤフラムスプリングの劣化等で、ワイヤーとレリーズアームのテンションが下がり、ボルトと軸に隙間ができて長い時間を掛けてじわじわと緩んできたんだろうと思いますね。そしてある程度緩んだら加速度的に緩んでしまったと…。
毎日運転していても、クラッチの切れるポイントが僅かに変化した位では気付かないもんですよね?
今回、ある程度一気に緩んでシフトが渋くなり初めて気付いたということですな 笑
しかし、バイクのワイヤー切れはよくありますが、このクルマのクラッチワイヤー、中古で買ってから一度も交換してませんよ。
ちょっと前にクルマ屋に何かの用事で行った時に、予防で換えてくれとお願いしたんですが、主治医は…
※「切れないから換えなくていい!」
と仰いましたよ。ホントかなぁ…。